年末年始の休暇をはさんで、新旧4本の映画を観ました。
『この自由な世界で』(監督:ケン・ローチ)
『BOY A』(監督:ジョン・クローリー )
『西の魔女が死んだ』 (監督:長崎 俊一)
『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』(監督:マルク・ローテムント)
どれも見ごたえたっぷりの映画でした。
特に「法律」と「社会」との関係を色々と考えさせられました。
もちろん法律は守らなければならないし、違反をした場合には相応の処分が下されるのは当然だと思います。
が、その法律そのものが、誰のための法律なのか、誰の生活を守るためのものか、ということもしっかりと考える必要があると思うのです。
法律はその時代の一部の権力者にとって、いとも簡単に都合よく変えられてしまう可能性も十分にあるからです。とはいうものの、人が作ったものである以上、より良く法律を変えていくこともできるし、又変えていく責任も私たち一人ひとりにあるのではないかと思います。
今、日本では年末から多くの派遣社員が契約を打ち切られる、という驚くような状況になっています。
「契約終了」というのは、法律上では何ら問題はないのかもしれません。でも、このような非人道的な法律が許される社会であってはいけないと思うのです。
労働者が安心して働ける職場、それこそがまさしくパワー・ハラスメントのない職場だといえるからです。
本年もよろしくお願いいたします。
皆さま、新年明けましておめでとうございます。昨年は5月にDVD『パワー・ハラスメント そのときあなたは・・・』が完成、多くの企業や公共施設(図書館、男女共同参画センター等)にご購入いただきました。本当にありがとうございました。
また、民間企業、行政機関、教育機関等で約130回の「パワー・ハラスメント予防セミナー」を実施させていただき、皆様からご好評をいただきました。重ねてお礼申しあげます。本年も何卒よろしくお願いいたします。
このたび、アトリエエムのホームページをリニューアルしました。団体研修、セミナー、販売物等のページをより充実させています。ぜひご覧ください。
同時に、今後は三木のブログでも、ハラスメント関連の情報を皆様によりタイムリーにお伝えしていきたいと思っております。
ご支援のほど何卒よろしくお願いいたします。
DVD完成しました!
DVD「パワー・ハラスメント そのときあなたは・・・」が完成いたしました。早くからご予約をいただいておりました皆様、本当に長らくお待たせいたしました。
今後は、ご注文をいただきましたら、すぐにお送りいたします。
皆様も職場での研修に、グループでの学習に、ぜひご活用ください。
アトリエエムは4期目を迎えました
大阪では、桜が満開の美しい季節となりました。大きな希望と少しの不安を抱いて、皆様それぞれ新しい年度をお迎えのことと思います。
アトリエエムも、この4月に4期目を迎えました。多くの方のご支援を受けながら、3期にわたって事業を実施することができました。皆様本当にありがとうございました。心からお礼申しあげます。引続き今後もご指導・ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。
かねてから製作中のDVD『パワー・ハラスメント そのときあなたは・・・』が、間もなく5月初旬に完成いたします。早くからご予約をいただいておりました多くの方々には、長い間お待ちいただき、本当に申し訳ございません。完成いたしましたら、すぐにお届けいたします。
DVDに関しては、連日多くの方からお問い合わせをいただいています。パワー・ハラスメントに対する関心が、社会でも日々大きくなってきているのを実感します。
各企業様の研修でも、セクシュアル・ハラスメントとパワー・ハラスメントの両方について、講義をしてほしい、という依頼が多くなってきています。パワー・ハラスメントの予防に積極的に取り組む組織が増えてきています。
皆様も、職場で、グループで、このDVDをぜひご活用ください。
現在ご予約を承っております。
お申し込みはこちらへ>>
チラシ(PDF)はこちらをご覧ください>>
今年もよろしくお願いいたします
皆様、新年明けましておめでとうございます。旧年中は公私にわたり、お世話になり、またお力添えをいただき、本当にありがとうございました。本年も引続きご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
昨年も引続き「パワー・ハラスメントセミナー」と「セクシュアル・ハラスメントセミナー」を中心に事業を展開いたしました。クライアント様からはいつも高い評価をいただき、本当にうれしく思っています。
今年は、いよいよDVD「パワー・ハラスメント そのときあなたは・・・」が完成いたします(3月発売予定)。職場での研修やグループでの活動にぜひご活用ください。現在ご予約を承っております。
チラシ(PDF)はこちらをご覧ください>>
お申し込みはこちらへ>>
今年はこのブログで、パワー・ハラスメント、セクシュアル・ハラスメントの情報をもっと皆様に積極的にお伝えしていきたいと思っております。
今年も何卒よろしくお願い申しあげます。
自分も相手も尊重するコミュニケーション
「自分も相手も尊重するコミュニケーション-パワー・ハラスメントの気づきと予防-」を10月20日(土)10時~12時に開催します。これは西宮市男女共同参画センターウェーブで活動しているグループ「プレラかだるべ」の主催によるセミナーです。
ウェーブで開催されたコミュニケーション講座の終了後、有志で自主グループを作って活動されています。学校や職場での生きにくさにはパワー・ハラスメントが関係しているのかもしれない、という思いから今回のセミナーを企画されたとのこと。
事前の申込は不要ですので、当日お気軽にご参加ください。会場は阪急西宮北口駅南出口から100m、プレラ西宮の4階「西宮市男女共同参画センター ウェーブ」です。10月20日~28日は、「第8回いきいきフェスタ」で色々な興味深いイベントや講座が繰り広げられるそうです。詳細はチラシやウェーブのHPをご覧ください。
職場のモラル・ハラスメントをなくす会
今年の春にとても頼もしいグループが誕生しました。「職場のモラル・ハラスメントをなくす会」です。
同会の設立趣旨には次のように書かれています。
「本会は、職場でモラル・ハラスメントの被害を受けた者たちの「同じような被害に遭遇して苦しんでいる人の力に少しでもなりたい」という思いから設立されました。設立のきっかけとなったのは、2006年2月に、フランス人精神科医で「モラル・ハラスメント」研究の第一人者であるマリー=フランス・イルゴイエンヌさんを大阪に招聘したことです。講演会開催の準備に集まった者たちが「マリーさん関西実行委員会」を発足させ、講演会後も解散せず、モラル・ハラスメントの理解を深めるための勉強会や国際会議への参加、海外の事例を参考に防止対策を検討するなどの活動を続けておりました。そして、今年の4月に「職場のモラル・ハラスメントをなくす会」として新たなスタートを切りました。私どもは、今後他の関連機関との連携を大切にしながら、職場のモラル・ハラスメントについての情報発信や被害者支援、被害の実態把握に努めていく所存です。」
現在は月に2回、定期的に電話相談を実施されています。
毎月第2水曜日 18時~20時、第4日曜日 15時~17時
8月は、8月8日(水)と8月26日(日)です。
電話番号:06-6353-3364
アトリエエムも一緒に活動をしながら、できる限りのサポートをしていきたいと思っています。
なお、ニュースレターの第3号に「職場におけるパワー・ハラスメント予防セミナーを実施して」と題した記事を書いています。ぜひご覧ください。⇒ニュースレター第3号
男女雇用機会均等法
2007年4月1日から「男女雇用機会均等法」が改正されました。主な改正点は、職場での「セクシュアル・ハラスメントの防止対策の強化」と「間接差別の禁止」等です。
セクシュアル・ハラスメント防止に関しては、「雇用管理上必要な措置を講ずることを事業主に義務付ける」ことになりました。日頃から、セクシュアル・ハラスメントがあってはならないという方針を周知すること、相談体制を整える事、もしセクシュアル・ハラスメントが起こったら、迅速にかつ適切に対処すること、などです。
また、近年は男性に対するセクシュアル・ハラスメントも増えてきています。女性から男性への行為だけでなく、男性から男性へのセクシュアル・ハラスメントが多くなっています。性的なことをからかう、嫌がるのに無理やりアダルトビデオを見せる、職場でしつこく結婚を勧める、等はセクシュアル・ハラスメントです。
法律が改正されたからとりあえず体制をつくる、というだけではなく、一人ひとりのセクシュアル・ハラスメント防止に向けた意識が問われていると思います。
法律の詳細は厚生労働省のサイトをご覧ください。
セクシュアル・ハラスメント
『解雇される女性 Part2 -セクシュアル・ハラスメント- 』のDVDを購入しました。これはエンドウノリコさんが制作し、女性の視点に立った映像表現を創出している「ビデオ工房AKAME」から販売されている23分間のDVDです。
DVDで紹介されている3人の女性たちは、職場でセクシュアル・ハラスメントを受け、そのことを止めてほしい、とごく当然の主張をしました。ところが、会社は加害者の行為を問うのではなく、彼女達を解雇したのです。彼女たちは、自分たちの尊厳を踏みにじられた怒りと悔しさ、そして、このままではまた新たな被害者が生まれると、立ち上がりました。3人の女性に共通しているのは、加害行為者からだけでなく、追い討ちをかけるように、会社からもひどい加害行為を受けたことです。
今もなお毎日のように報道されているセクシュアル・ハラスメント。そのひどい実態を知り、自分たちの職場では(周囲では)、決してセクシュアル・ハラスメントを起こさせない、と思いを新たにしていただくためにも、一人でも多くの人に観ていただきたいビデオです。
それでもボクはやってない
周防正行監督・脚本の映画『それでもボクはやってない』の試写会&シンポジウムに行きました。(主催:大阪弁護士会、朝日新聞社)満員の通勤電車の中で痴漢に間違われた主人公の男性を加瀬亮が演じています。物語は彼の取調べと、1年にわたる裁判を中心にすすみます。そこで描かれている「日本の裁判の本当の姿」はなかなか興味深いものでした。痴漢に限らず冤罪は決してあってはならない事で、映画のテーマとなっている法格言「十人の真犯人を逃すとも一人の無辜(むこ)を罰するなかれ」の言葉の重さを改めて感じました。
一方現実には、毎日のように痴漢犯罪が報道されていますが、それはほんの氷山の一角にすぎません。その裏には声をあげることもできずに、苦しんでいる多くの被害女性たちがいることも、決して忘れてはならないと思います。
なお、試写会後に行われた、周防監督と笠松弁護士のシンポジウムの模様は15日(月)と20日(土)の朝日新聞で紹介されるそうです。