国境なき記者団

国境なき記者団は、言論の自由(または報道の自由)の擁護を目的とした、ジャーナリストによる非政府組織です。

日本も、2010年まで一桁台の指標が続き、世界の中でもトップクラスの順位を誇っていました。
が、2010年の「尖閣諸島中国漁船衝突映像流出事件」や、2011年の「東京電力福島第一原子力発電所事故」をはじめとした報道の不透明さや、政府などから開示される情報量の少なさ、記者クラブ制度の閉鎖性、2013年には「特定秘密保護法の制定」などを理由として、年々指標を下げ続けて、11位から2016年にはついに180カ国中72位まで落としています。

毎年発表される「報道の自由度ランキング」。
日本は今年、180の国や地域のうち66位でした。

私が思いだすのが、1987年5月3日の夜の兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局に、目出し帽の男が侵入し散弾銃を発砲して、記者2人を殺傷した事件です。
当時29歳の小尻智博記者が死亡、犬養兵衛記者が重症を負いました。
事件後に通信社に届いた「赤報隊」を名乗る犯行声明文には、「反日分子には極刑あるのみ」などと記されていましたが、容疑者逮捕には至らず時効を迎えました。

最近は、SNSでの誹謗中傷などが大きな問題となっています。
「おかしいことはおかしい、と声を上げられる社会」が、大事であると思うのです。

朝日新聞阪神支局の事は、2020年5月6日の「憲法記念日-阪神支局襲撃事件を忘れない」にも記載しているので、併せてご覧ください。


「5類型」撤廃、「武器」の輸出ができる国に

政府は4月21日、「閣議」と「持ち回りの国家安全保障会議(NSC)」で、「防衛装備移転三原則」と「運用指針」を改定して、「防衛装備品」の輸出ルールの緩和を決定しました。

新たな「運用指針」では、輸出できる装備品を「救難・輸送・警戒・監視・掃海」の5類型に限定してきた制約を撤廃。
護衛艦やミサイルなど自衛隊法上の「武器」を輸出することが原則可能となります。
完成品だけでなく、部品や技術の提供も認める、としています。

「武力紛争の一環として現に戦闘が行われていると判断される国」への武器輸出は原則不可とする一方で、安全保障上の必要性を考慮して「特段の事情」がある場合は例外として輸出を認めます。

何ということでしょう!!
全てを「特段の事情」と考えて、「戦争」ができる国になろうとしているのでは、ないでしょうか。
自衛隊が出向かなくても、武器の輸出ができる国になってしまったのです。

「5類型の撤廃」が何を意味するのかを、私たちはしっかりと考えねばなりません。

南こうせつの「あの人の手紙」

先日、札幌で行われた南こうせつのコンサート「君と僕のうた」に行きました。
「南こうせつ」と「かぐや姫」は、私が中学・高校時代にファンだったのですが、コンサートに行くのは初めてでした。

70代、80代の元気な方が中心でしたが、私のように杖をついた方もたくさんいらっしゃって、白杖を持っている方もおられました。

南こうせつが言っていたのが、平和の大切さでした。
もう50年前の歌になりますが、1972年に発表した「あの人の手紙」が、本当に切実に胸に響きました。
戦場へ駆り出された恋人と、それを待つ女性の悲劇を描いた反戦歌です。
日常が突然奪われる恐怖と悲惨さを描いた楽曲です。

80億の人たちが平和を叫ぶと世界は変わる、と言う南こうせつの言葉を信じたいと思います。

そして、昨年見た映画「犬と戦争 ウクライナで私が見たこと」が重なってきます。
戦争によって、多くの犬たちも犠牲になっています。

今年度から、犬の写真をブログでも紹介していますが、犬のかわいい写真が「平和」を表していると思うのです。

NO WAR!(戦争反対)

平和憲法を守り、戦争反対を訴える緊急アクションが4月8日の夜、全国一斉に行われました

「NO WAR!」のプラカードを持ったデモが、日本のあちらこちらで、見られます。
札幌でもJR札幌駅前でデモがありました。私は残念ながら参加できませんでしたが、本当にこの言葉を強く指示します。

アメリカ・イスラエルとイランとの攻撃によって、今ホルムズ海峡は封鎖されています。
パキスタンで開催された停戦協議は決裂したようで、解決の目処は立っていません。

話し合いをして、無理だったら、すぐに武力衝突と言うのは全く解せません。
殺し合いから、何も生まれないのはわかっているのに。

日本では、今年度の予算ー約122・3兆円ーが成立しました。そこには防衛費の増額も含まれています。また憲法改正(改悪)も進めようとしています。

日本を戦争ができる国にしては、絶対にいけません!

もう一度、伊丹万作監督の言葉を再掲しておきたいと思います。

「多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。
みながみな口を揃えてだまされていたという。(略)
自己の一切をゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。(略)
「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。
いや、現在でもすでに別のうそによってだまされ始めているにちがいないのである」
伊丹万作「戦争責任者の問題」
1946年8月『映画春秋』より

鵜久森典妙さん写真展 ~記憶をたどる~

アトリエエムにも多大な貢献をしてくださった故-鵜久森典妙さんの「追悼写真展」が兵庫県西宮市で開かれています。

鵜久森さんは、「映画製作委員会」のプロデューサーとして、40年近くにわたり、様々な映画を創り続けてこられました。

「映画製作委員会」は、1984年に鵜久森典妙さん、保木政男さん、高橋一郎さんの3人で神戸を拠点に自主製作グループとして生まれました。

第一作目は核廃棄物を題材にした「24000年の方舟」。
その後「もういいかい~ハンセン病と三つの法律~」を始め、多くのドキュメンタリー映画を製作。
それらは数多くのメディアで紹介され、国内外で高い評価を得てきました。

作品の根底には常に「命・人権・環境」という大事なテーマがあり、それを多くの人に届け、一緒に考えていきたいと願っていました。

同時に、個人としてはカメラを片手に、街のなにげない風景をたくさん切り取っていました。
「三木啓子のブログ」でも、多くの写真を提供してくださっていました。

今回はその写真展が、就労継続支援B型事業所「なまえの会作業所 サヤ」で5月1日まで開かれています(無料)。

また、4月15日(水)11時からは、映画「24000年の方舟」が上映されます。
(要申し込み、お茶代500円)

その写真展の様子が2026年4月5日の神戸新聞に掲載されています。
また、サヤには「スマホケース」や「刺し子ししゅうコースター」などかわいい手作りの品がたくさんあります。
見るだけでも楽しいですよ。

ギャラリー手作りの店サヤ(なまえの会作業所)
〒663-8211
兵庫県西宮市今津山中町7-22
TEL・FAX 0798-34-2039

写真展は、5月1日まで 10:30~16:30
最終日は16:00まで
土日と4月29日は休み

あなたは何を始めますか

2026年度の新しい1年が始まって、1週間がたちました。
新一年生、新入社員と様々な形で新たな一歩を踏み出した方もおられるかと思います。
また、その人達を迎え入れる人たちも、いろいろな思いを抱えていることでしょう。

三木も、皆さんがセクハラやパワハラで苦しむことがないように、また過労死などで命を失うなどということがないように、
さらには、信じている教師から性暴力等を受けることがないように、と心から願っています。

にも関わらず、悪いニュースばかりが届きます。
滋賀県の病院では、パワハラで命を落とした女性、そして数々の首長のパワハラ問題、各地の教師たちによる盗撮、etc…。

いつになったら、このような状況から、みんなが抜け出せるのでしょうか。
微力ながら、アトリエエムも、少しでもお役に立てるように頑張りたいと思います。

今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

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今年度から写真をリニューアルしました。
友人のChiiさんから提供いただいた写真です。
Chiiさんの所には、保護犬が2匹(白い犬ーコハク、茶色い犬ーツナ)と保護猫が3匹います。
2匹の犬たちの可愛い様子も楽しみにしてくださいね。

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ChiiさんのProfile

はじめまして
Photographer Chiiです。
保護猫、保護犬活動をする中で、保護したわんこやにゃんこの魅力を少しでもお伝えできれば、と撮り始めた動物写真。
最近は愛犬と一緒にお散歩をする中で、季節の移ろいを感じながら、シャッターを切って思い出を残しています。
よろしくお願いします。

3.11

「3.11」
東日本大震災から、15年が経ちました。
そして、その後の「福島の原子力発電所の事故」からも。

3月11日は、多くの地域で「追悼式」や「防災訓練」が行われました。
現在、取り出さないといけない「核燃料デブリ」は、880トン、今まで取り出した核燃料デブリは、わずか0.9グラム。
気が遠くなるような数字です。
これからも、廃炉に向かって気の遠くなるような手順が待っています。

日本には今、54基の原子力発電所がありますが、現在再稼働しているのは15基。
しかも、中部電力のデータ改ざんも発覚すると言うお粗末な現状です。

原子力発電所は、海に面しています。
福島原子力発電所のような災害が、いつ起こらないとも限りません。

「トイレのないマンション」と言われるように、危険な原発の開発をこのまま続けていて良いのでしょうか。

1日も早い原発に頼らないエネルギー政策を望みます。

国際女性デー

3月8日は「国際女性デー」です。

女性の権利、政治、経済分野への参加を推進していくために国連によって制定された日です。

映画「女性の休日」や「黒川の女たち」の上映会や、各自治体や企業、様々な女性関連グループなどが、各地でいろいろなイベントを行っています。
ですから、ご存じの方も増えてきたのではないでしょうか。

しかしながら、政治の場でも、経済分野の場でもジェンダーギャップ指数の是正がもっと必要です。

今日本ではどうでしょうか。
「選択的夫婦別姓」を、進めようと思っているとは思ええません。
また、各地の「戦争・紛争」も止めようと言う気はないようです。

本当の「国際女性デー」とは、何か、をもう一度しっかりと考えてみたいと思います。

セクハラ 早めの対処を

このブログの1月31日に書いた読売新聞の記事が、ようやく著作権の使用許可がおりました。
一部分ですが、私の取材の部分をお知らせします。

その他の内容も、「セクハラ防止」にとても大事な事が書かれていますので、ご一読ください

セクハラ 早めの対処を
 では、セクハラを見かけたり、相談を受けたりした時にどう対応すればよいのだろうか。
 「セクハラはエスカレートする可能性があり、早めに第三者が関わることが重要」と助言するのは、ハラスメント防止に詳しい札幌市の産業カウンセラー三木啓子さん(66)。2年前まで大阪でコンサル会社「アトリエエム」を経営し、企業や自治体向けにハラスメント対策の研修を行い、現在は個人で活動している。
 セクハラが疑われた場合、行為者に直接やめるよう働きかけるか、行為者と被害者が接する機会をなるべく減らすなど状況を変えることを勧める。ケースによってほかの人にも対処してもらい、相談窓口の担当者は被害者の訴えを受け止め、解決に向けて事実確認を進める必要がある。
 三木さんは「性的な言動は仕事に必要ない。組織全体でセクハラを許さない環境を作ってほしい」と力を込める。

セクハラ対策のポイント
●背景には、女性は補助役が向くなどアンコンシャスバイアス(無意識の偏見)もあることを認識する
●行為がエスカレートしないよう、早期の第三者の関わりが重要
●雇用形態にかかわらず、組織全員で防止に取り組む
*三木さんの話を基に作成

セクハラ 環境改善 第三者の関与必要

1月29日(木)付、読売新聞 大阪本社版に、アトリエエム・三木啓子の取材記事が掲載されました。

記事のタイトルは、
「セクハラ組織で防ごう 訴え管理職は、誠実対応を」

被害者の話に加えて、日本女子大学名誉教授の大沢真知子さんや三木のコメントが掲載されました。

読売新聞から連絡をくださったのは、社会部生活課の島 香奈恵記者でした。
島記者と初めて、お会いしたのは、約20年前。初めて取材をしてくださり、それから時々アトリエエムを取材してくださっていました。

新聞社に社風があるとはいえ、ハラスメントに関心がある方からのご依頼は、常に受けてきました。
それは、党派も宗教団体も同じこと。
「ハラスメントを無くしたい」という思いは、変わらないからです。

今回掲載された記事は、著作権の処理をしてから、ブログやホームページでご紹介していきます。

もうしばらくお待ち下さい。