活気に満ちた「ハラスメント相談員育成セミナーvol.3」最新情報とネットワークの場に

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うなずきながら熱心にメモを取る人、一言も聞きもらすまいとじっと話に聴き入る人。
2月14日(土)の「三木啓子のハラスメント相談員育成セミナーvol.3」には、初めての土曜日開催に全国各地の企業や大学、労働組合の方などが参加してくださいました。相談対応や行為者ヒアリングのロールプレイにも積極的に取り組んで、とても活気に満ちたセミナーとなりました。
「毎回新しい気づきと、最新の情報が得られる」と私のセミナーに参加するのは2回目、3回目という人も多くおられます。

講義では、2014年10月23日の最高裁でのマタハラに関する判決、その後、1月23日に厚生労働省から各地の労働局に出された均等法、育休法の「解釈通達」について話をしました。また、2月26日には最高裁からセクハラについて、企業や大学にとって大変重要な判決が出される予定で、その内容についても解説しました。
さらに今回は「押さえておきたい!ハラスメント研修のノウハウ」が新プログラムとして登場。グループディスカッションでは活発に意見がだされ「早速職場研修で活用します」との声も聞かれました。
コーヒーブレイクでは「ハラスメント防止の取り組みについて、情報交換をしませんか」と呼びかける人がいたり、東京と広島から来られたお2人が「新大阪駅まで色々お話をしながら帰ります」と一緒に帰られる姿もありました。このセミナーが皆さんのネットワークを広げる場にもなっていることを本当に嬉しく思います。
2015年度は、ハラスメント防止に関心のある方に幅広く参加していただきたい、との思いから「三木啓子のハラスメントセミナー」を開催します。
大阪会場:6月12日(金)11:00~17:00
東京会場:10月2日(金)13:00~17:00
ぜひご参加ください。

今回のセミナーで、皆さまから寄せられたアンケートを一部ご紹介します。
●セミナーは、期待通りで良かったです!組織として何をすべきか、まずは講師を呼んで研修をして相談窓口を設置したいと思います。
●最新の情報を含んだセミナーで大変勉強になりました。充実した内容のセミナーなので、もっと学びたい、時間が欲しい、と感じました。
●4月から初めて相談員を務めます。これからしなければならない相談業務が体系的に頭の中で整理されました。直近の裁判なども取りあげていただき、他社などの状況もよく理解できました。
●ハラスメント、特にパワハラについての説明が多くあり良くわかりました。全体的に分かりやすい言葉で具体的な説明だったので、良く理解することができました。
●ロールプレイを通じて、色々な立場を体験することができて良かった。自分の心の動きに驚きました。
●以前に参加したセミナーの復習と後半は新たな内容で大変勉強になりました。特に「研修のノウハウ」は職場での研修にすぐに役立てられそうです。6月のハラスメントセミナーには、職場から何名か参加できるようにしたいと思います。

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均等法、育休法の「解釈通達」はこちら>>>

行為者(加害者)研修「グループセミナー」

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先日、大学でのセクハラの行為者(加害者)に対する研修に関する講座に参加をしました。講師の井上摩耶子さんは、25年間にわたりフェミニストカウンセラーとして幅広い活動をしておられ、経験に基づいたとても興味深いお話を聴く事ができました。
講義の後、参加者からは活発な意見が出されましたが、大学においても行為者に対する研修にとても苦慮している状況が出されました。

アトリエエムでは、主に大学に向けて「グループセミナー」を実施しています。
行為者を含む3~4人で、ディスカッションを中心とした研修を4回にわたって行い、他の大学の事例や判例の解説なども交えながら、被害者の心理や組織の問題点などを考えていきます。
終了後には、組織の問題点と今後の取り組みについてレポートを添えて提言します。
グループセミナーの利点は、セクハラは行為者だけの問題ではなく、その背景には組織としての問題が隠れていることを共有できる事です。

詳細はアトリエエムにお気軽にお問い合わせください。
グループセミナーのご案内はこちら>>>

1995年1月17日

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1995年1月17日。
今日の未明からその日の神戸の様子が、テレビで放送されています。
胸が締め付けられる思いです。6千人を超える多くの尊い命を奪った阪神・淡路大震災。
「あの日」から20年。震災を知らない人が4割を超えました。
各地で様々な写真展や行事も催されていますが、風化させることなくこれからもしっかりと伝えていくことが大事だと思います。
震災で亡くなられた方たちのご冥福をお祈りします。

セミナーとブックレットで良いスタートを!

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新年のご挨拶でアトリエエムから皆さんに「AMインフォメーション」をお送りしました。予想以上の反響で、年明けからブックレットやセミナーのお問い合わせをたくさんいただいています。
特に好評なのが、ブックレット「職場のハラスメント 相談対応術」と「ハラスメント 相談員の心得」です。
パワハラやセクハラの相談を聴いた後、どのように具体的に解決すれば良いのかが分からない、と言った声をよくお聞きします。ブックレットでは、解決に向けた対応法や行為者(加害者)へのヒアリング(事実確認)などについても、分かりやすく説明しています。

どちらも64頁で、ポイントをコンパクトにまとめています。ブックレットを活用して、ハラスメントのない職場づくりのよいスタートを切ってください!
この2冊のブックレットをサブテキストとした「ハラスメント相談員育成セミナー」も来月2月14日(土)に大阪で開催します。
相談員や人事担当者の方だけでなく、ハラスメントに関心のある方のご参加をお待ちしています。
お早目にお申込みください。

ハラスメント相談員育成セミナーの詳細はこちら>>>
ブックレットの詳細はこちら>>>

アトリエエムは10周年を迎えます!新企画!「パワハラ、セクハラ基礎セミナー」

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皆さま明けましておめでとうございます。
旧年中は色々とお世話になりまして、本当にありがとうございました。

「職場のパワハラ、セクハラをなくしたい」という思いで、私がアトリエエムを設立したのは2005年のことでした。
しかし当時はまだ「パワハラ」などの実態は社会では正しく認識されてはいませんでした。
それから10年。
今やどこの職場でもその対応に苦慮するほどハラスメントは業務上の大きな問題になってきています。


私は、日頃は管理職や人事担当者、相談員の方などを対象にセミナーを行っています。
最近「もう少し気軽にコンパクトにセミナー」をお願いできませんか、と言った声が多く寄せられるようになりました。

そこで、10周年を記念して1時間限定の「パワハラ、セクハラ基礎セミナー」を企画しました。
パワハラ、セクハラ等の言葉は日常的に使われていますが、正しく認識されていない部分もあるのではないでしょうか。
まずは、基礎的な知識を正しく知っていただき、ハラスメントの防止に取り組んでいただきたいと思います。

この期間限定の新企画をぜひご活用ください
【 10周年記念特別セミナー 】
「パワハラ、セクハラ基礎セミナー」

◆時間: 1 時間
◆特別価格: 50,000円 (税、交通費別)
 <期間限定 2015年1月~6月>

詳細はアトリエエムにお気軽にお問い合わせください>>>
本年もハラスメントのない職場に向けて取り組んでいきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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昨年も多くの良い映画と出会うことができました。しっかりと創られた良い物は、旧作でも長い年月を経ても今なお感動と示唆を与えてくれるのだと、改めて感じました。
特に印象に残ったのが次の5本です。
◆「少女は自転車にのって」 監督:ハイファ・アル=マンスール/サウジアラビア・ドイツ合作/2012年
◆「アルバート氏の人生 」 監督:ロドリゴ・ガルシア/アイルランド/2011年
◆「チョコレートドーナツ」 監督:トラヴィス・ファイン/アメリカ合衆国/2012年
◆「標的の村」 監督:三上智恵/日本/2013年
◆「白痴」 監督:黒澤明/日本/1951年

「ハンセン病問題と私たち」アトリエエムブックレット第2弾 新発売!

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2014年も間もなく終わろうとしています。
お正月を故郷で迎えられる人も多いのではないでしょうか。

ハンセン病の療養所には、「故郷に帰りたくても帰れない」人がまだ大勢暮らしています。
全国13の国立療養所で暮らす人は、1,850人、平均年齢は83歳を超えています。
今なお社会には、病気に対する偏見・差別が根強くあるからです。ハンセン病問題は終っていないのです。

重大な人権問題である「ハンセン病問題」への関心と理解を深めていただきたいとの思いから、アトリエエムでは、ブックレット第2弾として「ハンセン病問題と私たち」を発行しました。
5人の関係者の方にそれぞれの立場から、現在の状況を書いていただきました。
映画「もういいかい~ハンセン病と三つの法律」のシナリオも完全収録しています。
入所者の方たちの貴重な貴重な証言をぜひ読んでみてください!

特に、図書館、人権センター、男女共同参画センター、大学図書館等で購入していただいて、より多くの人に読んでいただきたいと思います。
大阪と神戸のジュンク堂でも販売しています。
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アトリエエムブックレットvol.2
「ハンセン病問題と私たち」

「もういいかい」映画製作委員会/編
700円 (税、送料別)/A5判/84頁
発行/アトリエエム株式会社

大阪・茶屋町の「MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店 4F」、
神戸の「ジュンク堂書店 三宮店 5F」でも販売しています。
梅田店は、4階 壁面E-3 「環境法、環境政策」の棚に、
三宮店は、5階 7-A 「国際法、諸法、医療法」の棚に並んでいます。

ぜひお買い求めください。
詳細はこちら>>>

3人に1人がパワハラを受けていますセミナーや冊子の活用など実効的な取り組みを

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入社間もない19歳の男性社員が自殺したのは、上司からのパワハラなどが原因と、遺族が会社に損害賠償を求めていた裁判で、11月28日福井地裁は、会社と上司に約7,200万円の支払いを命じました。
男性は上司から「死んでしまえばいい」「この世から消えてしまえ」などのひどい言葉で人格を否定されていました。

このような痛ましい報道が後を絶ちません。11月25日には、JIL(労働政策研究・研修機構)が「過去1年間でパワハラを受けた人は3人に1人(34%)」との調査結果を発表しました。
今までの厚生労働省や連合、自治労等の調査では4人1人(約25%)が被害を受けたことがある、という報告でしたので、今回の調査でさらにより多くの人が被害を受けていることが浮き彫りになりました。
また過去3年間でメンタルヘルスの不調を感じた人も4人に1人(25.7%)という結果が出ています。

11月26日に大阪労働局が開催したパワハラ防止セミナーには、大勢の人事担当者が参加しており、関心の高さを感じました。
しかし、講演を聴くだけで終わらずに、職場環境の改善に向けた実効的で早急な取り組みをすすめてほしいと思います。

私は、下記のような取り組みが必要だと考えています。
1、パワハラ防止セミナー(研修)
パワハラをしてはいけないというだけではなく、部下の能力を引き出せる指導方法を学ぶことが大事です。

2、 ポケット冊子やブックレットの活用
常に手元に置いて、自分自身の言動をふり返ったり、相談を受けたり、被害を受けた時の対処法などを分かりやすく書いている冊子を活用してほしいと思います。

3、相談窓口の充実
被害者から相談を受けるということは、とても重要であり、かつ技術を要します。また行為者へのヒアリングを行う場合もあります。
迅速で適切な対応のためには、相談員のスキルアップはとても重要です。

まずはアトリエエムにご相談ください。職場環境の改善に向けて、一緒に取り組んでいきましょう。
◆ セミナー(研修)、ポケット冊子、ブックレット、相談員セミナーなどの詳細はこちら>>>
◆ JILの「第2回日本人の就業実態に関する総合調査」結果は「141125JIL-chousa.pdf」をダウンロード

パワハラのポケット冊子をリニューアル色々な職場で活用していただいています

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パワハラ防止のポケット冊子 「みんな、まじめに楽しく働きたい」 がとても好評です。
もしかしてわたしが加害者?
もしかしてわたしが被害者?
もしかしてセカンドハラスメント?

など、どの立場の人にとってもわかりやすい、と民間企業はもちろんのこと、介護福祉施設、病院、大学、労働組合、行政機関など様々な職場で役立てていただいています。
また社会保険労務士や産業カウンセラーの方たちが、パワハラ研修をする時などにも活用していただいています。

このたび、より新しい情報を盛り込んでリニューアルをしました。
例えば、
・上司と部下のコミュニケーションギャップの調査結果
・精神労災補償状況の最新データ
・厚生労働省の「パワハラの予防・解決に向けた提言」など
明るいあずき色にデザインも一新して、より読みやすくなりました。

職場のパワハラ防止にぜひ、お役立てください!
「みんな、まじめに楽しく働きたい」
1冊100円 (税・送料別)(B7判変形/32頁)
ご注文は50冊以上10冊単位でお願いします。
「セクハラ・プリベント」「ここが知りたかった!ハラスメントQ&A」と合わせて50冊でもOKです。

ポケット冊子 「みんな、まじめに楽しく働きたい」の詳細はこちら>>>

「過労死防止5カ条」をシンポジウムで提言しました企業は「長時間労働防止」のルール作りを!

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11月12日(水)に神戸で「過労死防止シンポジウム」が開催されました。
西垣迪世さんは、8年前に27歳の息子さんを過労で亡くされました。1か月に150時間を超える残業や、朝9時から徹夜して翌晩10時まで37時間連続勤務という、信じられないような働かされ方のため、うつ病を発症して休職と復職を繰り返していました。
こんな「過労死」があってはならない、と西垣さんたち遺族の方たちは、法律の制定を求めて55万人もの署名を集め、議会での意見書採択や国への要望など様々な取り組みを行ってこられました。

そして、この11月1日に「過労死防止法」が施行されました。8年以上もの多くの方たちの運動を経てようやく成立した法律をいかに実効性のあるものにしていくか、ということが私たちに今問われているのだと思います。
長時間労働を「個人の仕事の進め方」に矮小化するのではなく、組織として具体的に取り組むことが重要です。
長時間労働をさせるということは、遂行不可能な業務の要求であり、パワハラです。

シンポジウムで私は、「ハラスメントの防止」や「勤務と勤務の間は最低11時間の休息時間の保障」など5項目を「アトリエエムの過労死防止5カ条」として提言しました。
それぞれの組織で、労働者の健康と生命を守るために、具体的なルール作りをぜひ行っていただきたいと思います。
シンポジウムの様子を報じた神戸新聞は「141113kobe-shinbun.pdf」をダウンロード

ご要望に応えて、初の土曜日開催!ハラスメント相談員育成セミナー 

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職場のハラスメント防止の取り組みには、「相談員の育成とスキルアップ」が非常に重要です。
アトリエエムでは、今まで2日間にわたって「ハラスメント相談員育成セミナー」を定期的に開催してきました。
「楽しみながら学ぶことができた」と大変好評でしたが、一方で「平日の2日間は仕事との関係で参加が難しい」という声も多く寄せられていました。
2015年2月14日(土)に「土曜日1日集中セミナー」を開催します。

10月中旬の受け付け開始後、続々とお申込みをいただいています。

プログラムは今までの「相談対応、ロールプレイ、防止対策」等に加えて、私が培ってきた「ハラスメント研修のノウハウ」もお伝えします。
実践的でとてもわかりやすい、と大変好評です。
効果的なスキルを学んで今後の職場研修にぜひ役立てていただきたいと思います。

企業、行政機関、労働組合、教育機関、産業カウンセラー、社会保険労務士等の方のみならず、ハラスメント防止に関心を持っている幅広い方のご参加をお待ちしています。
詳細並びに申込書付チラシはこちら>>>
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三木啓子のハラスメント相談員育成セミナー vol.3【大阪会場】
●日時:2015年2月14日(土)11:00~17:00
●会場:大阪産業創造館(大阪市中央区本町1-4-5)
●講師:三木 啓子(アトリエエム(株)代表、産業カウンセラー)
●対象:ハラスメント相談員、CSR担当者、人事・総務担当者、人権担当者、社会保険労務士、産業カウンセラー、ハラスメント防止に関心を持っている方等
●定員:30人(先着順)
●参加費:12,000円(資料代、税込)
●主催:アトリエエム株式会社

<プログラム>
1. 相談対応とメンタルヘルスの知識、行為者へのヒアリング
2. ロールプレイ・実習指導
3. 事例・判例・防止対策
4.  <NEW プログラム> 押さえておきたい! ハラスメント研修のノウハウ
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