「相談員の心得」 全国に発信中!

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ハンドブック「ハラスメント 相談員の心得」が各地に広がっています。
12月5日(水)には岩手日報で、9日(日)には山陰中央新報で紹介されました。インターネットでの反響も大きく、北海道や佐賀、沖縄など全国からご注文が入ってきています。

企業や大学、行政機関、労働組合、NPOなどでハラスメントの相談を受けている人たちに加えて、DVやいじめ、児童虐待防止の取り組みをしている人、社会保険労務士、弁護士、図書館、男女共同参画センターなど予想以上の広がりになっています。
2月8日(金)の「三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.6」では、この冊子をサブテキストとして、相談の受け方だけでなく、行為者へのヒアリングや防止体制についても詳しくお伝えします。現在申し込みを受け付け中です。ぜひお早目にお申込みください。
また、12月15日(土)に兵庫県の姫路市男女共同参画推進センター“あいめっせ”の主催で、個人の方を対象にしたセミナー「自分力UP!被害者にも加害者にもならないために」を実施します。ハラスメントを受けて悩んでいる人、同僚や家族が辛い思いをしている人、被害者のサポート活動をしている人など、どなたでも参加できます。参加費は、資料代を含めて615円。こちらもお申込みはお早目に。
2月8日(金)「三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.6」のチラシはこちら>>>
12月15日(土)兵庫県の「姫路市男女共同参画推進センター“あいめっせ”」のチラシはこちら>>>

ストップ!女性への暴力

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セクハラ、パワハラ、DV、ストーカー、性犯罪、売買春などの暴力。
女性の3人に1人が職場で、体型や容姿を指摘される、性的な冗談や質問を受ける、体に触られるなどのセクハラを受けています。
女性の3人に1人が家庭で、パートナーから、殴られたりけられたりなどの身体的暴力だけでなく、「お前は何をやってもダメなんだ」などの人格を否定するような言葉による暴力や精神的暴力などを受けています。
どちらも半数以上の人が誰にも相談をせずに1人で我慢をしています。
性暴力も深刻です。
どこに相談をしていいかわからない、何回も同じことを説明しなければならない、セカンドハラスメント(二次被害)を受ける、などから被害者の多くが1人で悩み苦しんでいます。

被害者に対する診療やカウンセリングのほか、さまざまな相談を1か所で受け付ける「ワンストップ支援センター」があります。
大阪では2年半前に「性暴力救援センター・大阪(SACHICO・サチコ)」が設置されて、24時間体制で相談を受けています。
他の地域で設置されているのは、東京都、愛知県、佐賀県など。まだまだごくわずかです。

職場で、家庭で、社会で被害を受けた人に私たちはどのようなサポートができるのでしょうか。
そして、暴力の起こらない社会に向けて何をするべきなのでしょうか。
ということを、私も含めてみんなでもう一度しっかりと考える機会にしなければならないと思います。

11月12日(月)から11月25日(日)には、通天閣、京都タワー、東京タワーなどがパープルにライトアップされます。
「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。

2月8日(金)に 「ハラスメント相談員セミナーvol.6」 開催決定!!

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先日の「ハラスメント相談員育成セミナーvol.1」の終了後、早くも「次の相談員セミナーはいつですか」「他の相談員もぜひ参加させたい」とのお声をたくさんいただきました。
次回は、2月8日(金)に1日のセミナーとして、実施することに決まりました。
相談員、人事担当者の方達はもちろんのこと、NPOや労働組合などでハラスメント防止の取り組みを進めておられる方達もぜひご参加ください。
9月に発行したハンドブック「ハラスメント 相談員の心得」もサブテキストとして使用します。
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「三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.6」
●日時: 2013年2月8日(金) 11:00~17:30
●会場: 大阪産業創造館 6F 会議室E(大阪市中央区本町1-4-5)
●講師: 三木 啓子 (アトリエエム株式会社代表取締役 産業カウンセラー)
●対象: ハラスメント相談員、CSR担当者、人事・総務担当者、人権担当者等
●参加費: 10,000円(資料代、税込)
●定員: 30人(先着順)
●主催: アトリエエム株式会社

詳細こちらをご覧ください>>>
チラシ(参加申込書付)はこちら>>>

相談員のスキルアップが重要

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2日間にわたって開催した「三木啓子のハラスメント相談員育成セミナー」は、とても充実したセミナーとなりました。
2日間、あっという間に終わりました。ハラスメント問題に対して、どう対応すれば良いのか、相談を受ける側の対応、行為者への対応など、文献ではなかなか理解しにくいものが、とても分かりやすく、学ぶことができました。」
「具体的な話の構成でとっても満足でした。すばらしい資料にも。ぜひまた参加したいです。」
「ロールプレイを交えながら、裁判例も説明していただき、とてもわかりやすかったです。相談者への傾聴、行為者への事実確認の難しさを体験できてよかった。」
などのご感想を参加者の方たちから寄せていただきました。

今回は少人数のセミナーでしたが、近畿地方のみならず、鹿児島や徳島、東京など遠方からも参加してくださいました。
「相談員」はどうしてもストレスを抱えてしまいがちです。
お互いに悩みを語り合ったり情報を交換するなどもして、とてもいい出会いと交流の場ともなったようでした。

「セミナーで元気をもらいました!」という皆さんの言葉は、私にとっても嬉しいものでした。
今後も定期的に「相談員セミナー」を実施して、相談員のスキルアップをサポートしていきたいと思います。

好評です!「ハラスメント 相談員の心得」

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「ハラスメント 相談員の心得」を発行してからまだ2週間ですが、すでに多くの方にご活用いただいています。
「こんな冊子を待っていました!」
「知りたかったことが、的確に書いていて、とてもわかりやすい」
「コンパクトなサイズで使いやすい」
「お手頃な価格で嬉しい」
などのご感想を寄せていただいています。

まず1冊購入されて、すぐに追加で購入される担当者もいます。
企業や行政機関、大学、労働組合の方だけでなく、個人で購入される方もいます。
図書館や男女共同参画センター、人権センター等からもお問い合わせをいただいています。
公共機関で購入した場合は、無料で市民の方への貸し出しもできますので、多くの方にご活用いただけると思います。

9月11日(火)の読売新聞では写真入りで紹介されました。
ご注文は、TEL、FAX、アトリエエムのHPからなど、いずれの方法でも結構です。
相談の現場から生まれた「ハラスメント 相談員の心得」、皆さまのお手元に置いてぜひご活用ください。
読売新聞の記事と冊子の詳細はこちら>>>

相談員育成セミナー 間もなく開催お申込みはお早目に!

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相談員の方からこんな言葉をよく聞きます。「ハラスメントの相談はほとんどありません」と。
それはハラスメントが本当にないということでしょうか。

働いている人を対象にした調査では4人に1人がパワハラを受けたことがあると回答していますが、その解決方法は誰にも相談をしなかった(38%)が一番多く、その職場を退職した(28%)と続きます。
どの職場にも必ずといっていいほどハラスメントは起きている、と認識することが大切です。
大事な事は、どう対応するか、どのように再発を防いでいくかなのです。ハラスメントの相談をしっかりと受け止め、適切に対応していく体制を整えることが大切でしょう。

そのためには、一番重要な役割をになっている 「相談員の育成」 が不可欠なのです。
10月2日、3日に開催する「三木啓子のハラスメント相談員育成セミナー」 では講義、ロールプレイ、ケーススタディ(事例・判例)などを通して、ハラスメントの対応について相談員のスキルアップをめざします。
相談の受け方から行為者への対応、防止体制まで幅広く学べるセミナーです。
間もなく開催です。お早目にお申込みください。
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「三木啓子のハラスメント相談員育成セミナー vol.1」
□月日:10月2日(火)、3日(水) 【二日間集中セミナー】
(1日のみの参加をご希望の方はお問い合わせください)
□時間:10:15~16:45
□対象: ハラスメント相談員、CSR担当者、人事・総務担当者、人権担当者等
□定員: 20人(先着順)
□参加費: 42,000円(資料代、税込)
□会場: 大阪産業創造館 5F研修室C (大阪市中央区本町1-4-5 (地下鉄 堺筋本町駅))

詳細はこちらをご覧ください>>>

ハンドブック 「ハラスメント 相談員の心得」新発売!相談員が本当に知りたかった疑問におこたえします。

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アトリエエムでは、今まで多くの「ハラスメント相談員セミナー」を実施してきました。
いつも相談員の方たちから数多くの疑問や悩みが寄せられます。

皆さんの疑問に的確におこたえするためにハンドブック「ハラスメント 相談員の心得」を作成しました。
相談対応に加えて行為者へのヒアリングや対処、防止対策などについても解説しています。
持ち歩きに便利なコンパクトサイズ!事例やデータ、豊富な資料も掲載、相談員にとっての必読本です。

相談の現場から生まれたハンドブック、お手元においてぜひご活用ください!
「ハラスメント 相談員の心得」 
◇1冊 500円 (税・送料別)
◇B6版/64頁/二色刷り

◇ 著者 三木 啓子
◇ 製作・発行 アトリエエム株式会社 

詳細はこちらをご覧ください>>>

「ハラスメント 相談員の心得」 間もなく発行!!

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先日、エルおおさか(大阪府立労働センター)で開催された「パワハラ防止セミナーin大阪」に出席しました。
3月にパワハラの定義が出されてから初めての大阪労働局主催のセミナーということもあり、人事担当者等大勢の人が参加、皆さんの関心の高さを感じました。

セミナーのプログラムの中で特に興味深かったのが、S社の「パワハラ撲滅対策」の取組報告でした。
管理職に対して「360度評価」を行い、必要に応じた個別研修をすることによってパワハラを未然に防ぐというものです。

ハラスメントについては、防止の取り組みをどのように具体的にすすめるのかということが、とても大切です。
そのためには、初期対応にあたる相談員や人事担当者の役割はとても重要だといえます。

10月2日、3日に開催する「三木啓子のハラスメント相談員育成セミナー」では、相談対応に加えて、行為者へのヒアリングや指導についてなどもしっかりと深く学んでいただきます。
ぜひご参加ください。

また、冊子「ハラスメント 相談員の心得」を9月発行めざして、現在製作中です。
詳細は改めてお知らせします。ご期待ください!!

地下の倉庫に眠っていたパワハラのパンフレット

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厚生労働省から3月に発表された「職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言取りまとめ」。(三木啓子のブログ 3月19日、2月4日)
6月15日には、ポスターやパンフレットを作成して広く周知していきたい、と厚生労働省のHPにリーフレットなどがアップされました。

パンフレットが欲しいと厚生労働省に電話をすると、「もう各地の労働局には送りました」と。
で、大阪労働局に電話をすると「まだ届いていません」。
う~ん、東京と大阪って遠いんだ・・・

先日、大阪市内の労働基準監督署に行くと、廊下に「これってパワハラ?」のポスターが貼っていました。
早速職員にパンフレットなどが欲しいと言うと、ポスターは届いているが、パンフレットは届いていないとのこと。

「そんなはずはない、もっときちんと調べてほしい」と言うと、やおら上司に確認。
なんと、地下の倉庫にしまいこんでいるとのこと。
私が「皆さんに広く周知することが大事では」と言うと、「部数に限りがあるので表には出さない」との返事。パワハラについて何か月も時間をかけて議論をして、お金をかけてパンフレット作って、一体何をしていこうとしているのでしょうか。

そういえば、富山県の労働基準監督署で勤務していた人が、上司からのパワハラで退職に追い込まれた、ということを思い出しました。
厚生労働省が提言のパンフレットを作っても、現場では倉庫に眠らせている、という体質が現状のようですね。

まさか「みんなでかくそう、職場のパワー・ハラスメント」ではないでしょうけれど。
パンフレットなどのダウンロードはこちら>>>

「4人に一人がパワハラを受けている」職場環境の改善を

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「心の病 労災申請 3年連続で最多」とメディアで報道されました。
6月15日に厚生労働省から発表された「平成23年度 脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」に関する記事です。
そこには、相変わらず長時間労働やハラスメントで苦しんでいる人たちの現状が見えてきます。

ここで、注目しなければならないのが、申請数と認定数の乖離です。
精神障害の労災補償については、申請数が1,272件、決定件数(労災に該当するかどうかを決定した件数)が1,074件、その内労災であると認定されたのが325件。
わずか30%にすぎないのです。

労災を申請するということは、ただハラスメントなどを受けたということだけでなく(もちろんそれだけでも苦しいことではありますが)うつ病などの精神疾患に罹患している、ということなのです。
その職場で働き続けることが難しく、休職や退職している人も大勢います。

今、どこの職場でも「メンタルヘルス対策」が、重要課題となっています。
職場復帰支援プログラムなどの整備ももちろん大切ですが、メンタルヘルス不調になる原因をまずは取り除いていくことが先決問題だと思うのです。

2012年5月に連合が実施した調査では、4人に一人が「パワハラを受けたことがある」と回答しています。(男女平等月間調査2012)
しかもその解決方法は、「誰にも相談しなかった(35%)」が一番多く、「その職場を退職した(28%)」と続きます。

まずは、ハラスメントのない職場環境、そして、ハラスメントの相談を受けられる体制づくりを労使共に進めていくことが重要だと思います。
そのためにも、アトリエエムのセミナーをぜひご活用ください