「パワハラ防止規定を作る自治体が増加中」という記事が10月19日の毎日新聞(東京朝刊)に掲載され、三木のコメントも紹介されました。
アトリエエムでは、今年4月14日に市町村議員の方を対象にした「自治体政策特別セミナー 政治的課題としてのハラスメント防止対策」を開催し、各自治体の取り組みと課題についてのセミナーを実施しました。
今回の記事を書かれた毎日新聞の遠藤記者から改めて取材を受けましたので、三木からは主に課題についてお話させていただきました。
防止規定を作るときの課題はいくつかありますが、一つ目のポイントは、自治体の防止規定は「職員のためだけにとどめてはいけない」ということです。企業、市民の方の模範となって、率先して防止への取り組みを進めていく必要があるということ、そしてさらには、条例制定を見据えての取り組みにしなければならない、ということです。
二つ目は、非常勤、派遣職員等全ての職員を対象にした規定にすることです。
「パワハラ」というと、上司から部下へのパワハラだけと思いがちですが、正職員(正社員)から非常勤職員(非正社員)へのパワハラが今、急増しています。三人に一人以上が非常勤職員という現在、多くの非常勤職員がパワハラの被害を受けていることにしっかりと目を向けなければ、本当のパワハラ防止にはならないのです。
詳細については新聞記事をご覧ください。
毎日JPはこちら>>
アトリエエムのHPの「新聞・ミニコミ」のページはこちら>>
「カウンセリングマインドを持って、事実確認をする」
「ロールプレイがとても勉強になりました」「時間の長さを感じない充実したセミナーでした」「資料がとても充実していて、良かった」
これは、10月6日(火)にアトリエエムが開催した「ハラスメント相談員セミナー」の参加者の方の声です。
当日は、大阪府内だけでなく、秋田県や徳島県から参加してくださった方もいて、皆さん熱心に講義に耳を傾け、ロールプレイに取り組んでおられました。
参加者が相談員の役になって、相談者からのセクハラ、パワハラの相談を聴き対応を学ぶ、というロールプレイをしました。
「カウンセリングマインドを持って、相談者に寄り添って話しを聴きながら、事実確認をする」
文字にすると、簡単なように見えますが、実際には高度なスキルが必要とされます。
相談員は、今回のようなセミナーに継続的に参加して、かつ、日々の学習とロールプレイでスキルを身につけていくことが必要です。
そして、相談員にとって一番大切なこと-それは自分自身の「心と体の健康」です。
自分自身が元気でいること、そしてしっかりと相談者の話を聴いて受け止めること、そこからハラスメントの解決が始まります。
今回参加された方たちには、学んだ事を生かしてハラスメントの防止と解決に向けて、それぞれの組織の中で率先的な役割を担っていただけたら嬉しいです。
アトリエエムでは、各事業所の実態とニーズに応じた「相談員セミナー」を実施しています。詳細はお気軽にお問い合わせください。
セミナー(研修)のお問い合わせ・申し込みはこちら>>
『体感ヤマガタ』
今日10月8日から山形は熱い一週間を迎えます。「山形国際ドキュメンタリー映画祭2009」の幕開けです。
1989年の山形市制100周年を記念してスタート、2年に1度の開催で丁度10回目。今年は110の国と地域から1141本の応募があったそうです。
その映画祭に魅せられずっと通い続けている川島信治さんが、映画祭への熱い思いを『体感ヤマガタ 世界を観つづけて20年』という本にして、出版しました。
三木と川島さんとの出会いは、やっぱり映像を通じて。
アトリエエムのDVD『パワー・ハラスメント そのときあなたは・・・』の製作をお願いした神戸の「映画製作委員会」のメンバーのお一人です。
川島さんの著書『体感ヤマガタ』には、映画の感想はもちろんのこと、市民と行政との協働での映画祭への取り組みの様子、舞台裏のこぼれ話、その時々の世界の情勢なども随所に盛り込まれていて、読み応えたっぷりの一冊です。
『体感ヤマガタ』のお問い合わせ・ご購入はアトリエエムへ>>
川島さんが紹介されている「ともも」のサイトはこちら>>
映画製作委員会のサイトはこちら>>
「山形国際ドキュメンタリー映画祭2009」のサイトはこちら>>
『パワー・ハラスメント そのときあなたは・・・』のご購入はこちら>>
クレオ大阪南でパワハラセミナー
10月10日(土)の午後にクレオ大阪南(大阪市立男女共同参画センター南館)でパワハラセミナーが開催されます。
4時間と通常よりも、たっぷりと時間をとったセミナー。
メンタルヘルス等も含めて、パワハラへの対処法等について、丁寧にお伝えする予定です。
お申し込み、詳細はクレオ大阪南へ。
=====
◇「パワーハラスメント」は働く人の人権を傷つけられる行為です。このセミナーで「パワーハラスメント」の本質を理解し、パワハラに負けないためのスキルを身につけて快適に働ける自分力UPを実現しましょう!
■タイトル「自分力UP!パワハラ対策講座
~パワハラに負けないスキルを学ぶ!~」
■日時:2009年10月10日(土) 13:00~17:15
■場所:クレオ大阪南3F研修室
〒547-0026大阪市平野区喜連西6-2-33
大阪地下鉄谷町線喜連瓜破駅1番出口から北西南へ徒歩5分
■講師:三木啓子 (アトリエエム株式会社代表)
■参加費:無料
■申し込み:事前申込・お電話ください。(締切日:10月1日)
ホームページからも申込できます。
■申込み、問合せ:TEL 06-6705-1100
■一時保育あり(必要な方はその旨お伝えください)
■手話通訳あり(必要な方はその旨お伝えください)
■主催:大阪市
クレオ大阪南のサイトはこちら>>
CEDAWがセクハラの取り組みについて勧告
女性へのあらゆる差別を禁止した「女性差別撤廃条約」が国連で採択されて今年で丁度30年。現在の締約国は186カ国にのぼります。
日本は1985年に条約を批准、男女雇用機会均等法や男女共同参画社会基本法などを整備してきました。
しかし、女性差別解消に向けた取り組みはまだまだ十分とは言えません。
国連の女性差別撤廃委員会(CEDAW)が、女性差別撤廃条約の日本での実施状況を審査、政府の取り組みを「不十分」とし、迅速に対応するようにと、勧告しました。
雇用の分野におけるセクシュアルハラスメントに関する項目も次のように勧告されています。
「職場でのセクシュアル・ハラスメントが横行していること、及びセクシュアル・ハラスメントを防止できなかった企業を特定する措置が法律に盛り込まれているものの、違反企業名の公表以外に法令遵守を強化するための制裁措置が設けられていないことに懸念を表明する」
事業所でのセクハラへの取り組みは様々です。初めて従業員研修をするという事業所もあれば、毎年繰り返し研修をしているという事業所もあります。
アトリエエムのセミナー(研修)では、基礎的な内容から、国際的な動向も含めたものまで、幅広いプログラムをご提供しています。
常にご依頼の事業所の多様なニーズにお応えしています。
まずはお気軽にお問い合わせください。
女性差別撤廃条約については下記のサイトをご覧ください。
内閣府男女共同参画局のサイトはこちら>>
「女性差別撤廃委員会の最終見解」はこちら>>
「相談員セミナー」申込受付中です
パワハラ、セクハラの相談を受けるとき、一番大事なことは何でしょうか。
カウンセリングマインドを持って、相談者の話を肯定的に受け止めながら、事実確認をしていかなければなりません。
二次被害を与えるような言動にも気をつけなければなりません。
まずは、相談員が適切に対応しなければ、ハラスメントを解決することはできません。
アトリエエムでは、10月6日(火)の午後に「ハラスメント相談員セミナー」を開催します。
相談窓口担当者、人事担当者だけでなく、相談を受ける方、ハラスメント対応に関心を持っておられる方など、個人でのご参加も歓迎です。
現在先着順でお申し込みを受け付けています。あと1か月となりました。できるだけ早くお申し込みください。
9月1日(火)の大阪日日新聞に告知記事が掲載されました。記事はこちら>>
セミナーのチラシ・申込書はこちら>>
======
ハラスメント相談員セミナ―
迅速・適正な解決に向けた相談 企業の緊急課題であるパワハラ、セクハラへの対応
●日時:2009年10月6日(火)12:30〜16:30
●会場:大阪産業創造館 (大阪市) 5F研修室D
大阪市中央区本町1-4-5(地下鉄堺筋本町駅)
●定員:30人
●参加費:9,000円
●主催:アトリエエム株式会社
●講師:三木 啓子 (アトリエエム株式会社代表取締役)
<内容>
■1部:【ハラスメントの基礎知識】
どのようなことがハラスメントにあたるのか、その原因、最近の事例や使用者責任を問われた判例等を学びます。
■2部:【ハラスメントの相談における対応】
相談を受ける時の留意点、二次被害、傾聴、行為者へのヒアリング等について学びます。
■3部:【ロールプレイ・実習指導相談員、相談者、観察者となっての実習指導。セクハラとパワハラの事例を学びます。】
地域情報紙『ともも』がパワハラを取材
「えびす様」の総本社・西宮えびすのお膝元で愛され続けている地域情報紙『ともも』。
9月号の「ともも人物図」で、パワー・ハラスメント防止に取り組む三木の様子を取材してくださっています。
今や地域情報紙でのテーマになるほど、パワー・ハラスメントは年代や性別、雇用形態を問わず働く全ての人にとって、とても深刻で大切な問題だという認識が、広まってきているのを感じます。
『ともも』は長年にわたって、西宮市・芦屋市地域の信用のある役立つ情報を提供しながら、心に温かなものが広がる紙面づくりを続けておられるとのこと。
編集長の武地秀実さんは、とてもエネルギッシュで、素敵な方。
紙面づくりへの思いなどを、私の方から思わずあれこれ彼女にインタビューしてしまいました。
毎号とっても読み応えたっぷりの情報紙です。
各種新聞に折り込んで配布している他、西宮北口図書館、西宮市男女共同参画センターウェーブ、白水星の井戸(芦屋)、オファーメ(甲東園)などにも置いているとのこと、ぜひご覧ください。
三木の記事は『ともも』さんの許諾を得て、pdfでHPにもアップしていますのでご覧ください。
『ともも』の「人物図」の記事はこちら>>
『ともも』のHPサイトはこちら>>
パワハラ対策を市議会で質問
8月30日の衆議院総選挙に向けて、各党からは様々な政策がうち出されています。私たちの労働環境や生活に直結している国政、しっかりと判断して選択したいと思います。
国政のみならず地方行政も私たちにとって、とても身近で大事な問題です。
パワー・ハラスメントの予防、対策についても行政機関でのもっと積極的な取り組みが必要です。
そのために、今年の4月14日には市町村議員の方を対象とした「自治体政策特別セミナー 政治的課題としてのハラスメント防止対策」を実施しました。
その模様は、時事通信社発行の冊子『地方行政』4月27日号で紹介されました。また、『月刊労働組合』5月号で三木が報告をしています。
『地方行政』4月27日号の記事はこちら>>
『月刊労働組合』5月号の記事はこちら>>
そのセミナ―の参加者、大阪府吹田市議の中本みちこさんが、5月の議会で市のパワハラ対策について質問をしました。
相談窓口の在り方、職員研修について、ガイドライン(防止指針)策定への考え、実態調査などについてです。
質問を受けて、吹田市では早速職員のパワハラ実態調査を行い、予防のための管理職研修を実施する運びとなりました。
中本みちこ議員(大阪府吹田市)のHPはこちら>>
吹田市議会事務局のHP(5月の議事録は9月アップ予定)はこちら>>
民間企業での取り組みももちろん大切ですが、行政機関が率先垂範して取り組みをし、企業・市民への啓発も行い、そして、ガイドライン、条例の制定というプロセスを進めていくことはとても重要な事です。
アトリエエムでは、企業や行政機関でのセミナー(研修)だけでなく、ガイドラインの策定、相談窓口業務の受託、条例の素案づくりなども手掛けています。
ハラスメント防止の事なら何でもお気軽にご相談ください。
「いじめ、パワハラの実態-私たちはどう受け止めるべきか-」
『月刊労働組合』8月号の特集は「職場から見た日本の民主主義」です。
編集部からの依頼で「いじめ、パワハラの実態-私たちはどう受け止めるべきか-」について原稿を書きました。
兵庫県内のある事業所のパワハラの実態を伝えながら、組織での対応、調査のあり方、予防等について書いています。
さらに、司法の場でのパワハラのとらえ方の違いについて、愛媛県の前田道路の裁判の一審と二審の判決の違いについても解説しています。
一審の松山地裁の判決は「所長として能力がない」「会社を辞めろ」と上司が繰り返し罵倒したことを「パワハラ」であるとして、会社に慰謝料の支払いを命じました。ところが、高松高裁の判決では、「厳しい改善指導は正当な指導の範囲」として、不法行為に当たらないとしました。まさに正反対の判決が出たのです。
今後、司法の場におけるパワハラの認識を妥当なものにしていく働きかけは必要です。
しかし、もっと大切なのが、組織内でいかに適切に対処するかが、労使共に問われている課題なのです。
では、どのように組織内で体制を作っていけばよいのでしょうか。
これに関しては、ぜひ三木の記事をお読みください。
発行元の許諾をいただいて、アトリエエムのHPの「新聞・ミニコミ」のページにアップしています。
新聞・ミニコミのページはこちら>>
記事はこちら>>
あなたの指導はパワハラになっていませんか
「パワハラ」と「指導」の違い、いわば「グレーゾーン」に今、多くの人たちが戸惑っています。
広島市のサービス業のある会社で、パワハラの一日セミナー(研修)をさせていただきました。参加者は中間管理職の30人。上司から受ける指導、そして、部下への指導。それは従業員の能力を適正に生かす指導となっているのか、を職場の実態を通して考える、というものです。
午前はハラスメントの基本的講義とロールプレイを使ったセミナー。午後はパネルディスカッションとグループワーク。
職場で実際に起こったできごとを元に、上司と部下とのやりとりを再現したスタンツを見て、グループでディスカッション、全体共有、講評。これをいくつかの事例で考えていきます。
実際に自分たちの職場で起こった事例を考えることで、より身近にパワハラを考えることができ、実効的なセミナー(研修)となりました。
アトリエエムでは、60分のパワハラセミナー(研修)から1日セミナーまで、また、10人から150人まで、と、事業所の実態とニーズに応じた幅広いセミナープログラムをご提案いたします。お気軽にご相談ください。