「職場のパワーハラスメント 対策ハンドブック」が9月末に厚生労働省から発行されました。
パワハラの定義に加えて事業所の対策事例集も掲載されていますので、参考にしてぜひ取り組みを進めていただきたいと思います。
また同じ日に、労働政策審議会雇用均等分科会からも報告が出されました。
職場のセクハラは、性別役割分担意識が原因や背景にあること、同性に対するものも含まれること、などを指針に明記するようにというものです。
ハラスメント相談員やCSR担当者には、今後ますます多様な対応が求められるようになってきました。
2月の「ハラスメント相談員育成セミナー vol.2」では講義、ロールプレイ、ケーススタディ、判例解説などを通して、ハラスメントの対応について相談員のスキルアップをめざします。
相談対応から防止対策まで広く深く学べるセミナーです。
ぜひご参加ください。
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「三木啓子のハラスメント相談員育成セミナー vol.2」
●日時:2014年2月6日(木)、7日(金) 11:00~17:00
●会場 : 大阪産業創造館 6階 会議室D 大阪市中央区本町1-4-5
●講師 : 三木 啓子 (アトリエエム株式会社代表 産業カウンセラー)
●参加対象 : ハラスメント相談員、CSR担当者、人事・総務担当者、人権担当者等
●参加費 : 30,000円(資料代、税込)*1日のみの参加は15,000円
●定員 : 20人(先着順)
●主催 : アトリエエム株式会社
<プログラム>
■1日目 被害者からの相談対応とメンタルヘルスについて
■2日目 行為者への対応、ケーススタディ、事例・判例、防止対策について
*ゲストスピーカーによる特別講義 (60分間/予定)
「フランスの現状と法制度~企業等の取り組みを中心に」
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「ハラスメント相談員育成セミナー」の詳細ははこちら>>>
「職場のパワーハラスメント 対策ハンドブック」はこちら>>>
労働政策審議会雇用均等分科会の報告はこちら>>>
「ブラック企業」対策国は継続的な取り組みを
ブラック企業とは、長時間労働や残業代の未払い、パワー・ハラスメントなど、劣悪な労働を強い、労働者を使い捨てにする企業のことです。大量に社員を採用し、厳しいノルマを課し達成できないと容赦なく解雇をする。どれだけの若い人たちが心身を壊して職場を去っていったことでしょうか。
しかも決して中小企業だけの話ではありません。長年働いてきた中高年の社員をリストラするための「追い出し部屋」がある大企業も少なくありません。
労働組合やNPOが被害者の救済活動をしていますが、ブラック企業被害対策弁護団も発足されました。
厚生労働省もようやく対策に乗り出して、今月、極端に離職率が高いなどブラック企業の疑いがある全国の4千社に対して監督指導を集中的に行っています。労働者からの電話相談も受けつけていますが、予想以上の相談が寄せられています。
被害者の話を聴くだけに終わらせず、その企業に対して勧告や指導など有効な手立てをぜひ行って欲しいと思います。
国は「人権教育・啓発に関する基本計画」で13の人権課題を取り上げて、啓発や様々な取り組みを行っていますが、この中には「働く人」は入っていません。
14番目の課題として、「労働者」を位置づけ、ハラスメントなどの問題にも継続的に取り組むことが今こそ必要ではないでしょうか。
*「13の人権課題」
女性、子ども、高齢者、障がいのある人、同和問題、アイヌの人々、外国人、犯罪被害者等、HIV・ハンセン病患者等、刑を終えて出所した人、インターネットによる人権侵害、北朝鮮当局による拉致問題等、その他
東京での相談員セミナーに各地から参加「ぜひ継続的に開催してほしい」
東京で初めて開催した「三木啓子のハラスメント相談員セミナー vol.8」。
関東地方を始め、新潟、静岡、大阪など各地から担当者が参加、講義に真剣に聴き入り、ロールプレイにも熱心に取り組んでくださり、とても充実したセミナーとなりました。
ハンドブック「ハラスメント相談員の心得」をサブテキストとして、相談の受け方、行為者へのヒアリング、防止体制などについてお伝えしました。
皆さんの感想から一部ご紹介します。
●ハラスメントの相談者、行為者双方に対する対応については非常に難しい問題であるとは認識しながらも、どう実際に対応したら良いのか見えておりませんでした。本セミナーではその考え方について糸口が見えたように思います。
●相談者、相談員、行為者のロールプレイが体験できたのは貴重な経験でした。また講義も的を絞った内容で、半日でしたが、濃い時間だったと思います。
●とてもしっかりした資料をご用意いただきありがとうございました。持ち帰ってじっくり読みます。
●東京でのセミナーの機会をもっと作っていただければと思います。
●「ハラスメント相談員育成セミナー」にもぜひ参加したいと思います。
ハラスメントの防止には職場で相談員をしっかりと「育成」していくことも、とても重要です。
2014年2月6日(木)、7日(金)には、2日間にわたってさらにより深く学んでいただく「ハラスメント相談員育成セミナー vol.2」を大阪で開催します。
詳細は追ってお知らせいたします。ぜひご参加ください。
68回目の終戦記念日
暑い暑い8月に3本の映画を観ました。
「はだしのゲン」(アニメ)/原作・脚本・製作:中沢啓治/1983年 日本
「夏の祈り」/監督・撮影:坂口 香津美/2012年 日本
「最愛の大地」/監督・脚本・プロデューサー:アンジェリーナ・ジョリー/2011年 アメリカ
とても残酷なシーンがあるから、「はだしのゲン」を子ども達には観せたくない、という大人がいます。
確かに、胸が苦しくなって、とても辛い気持ちになるのはわかります。
でも、そこに描かれていることを受け止め、目をそらさずに観ることも大切です。
若い人や子どもたちにもしっかりと事実を伝えていかなければならないと思うのです。
戦争、紛争、内戦・・言葉は違っても、どれも人を殺し、強姦し、土地や物を略奪すること。自分と自分の家族を守るという「正義」や「愛国心」という言葉のもとに。
暴力や力で相手をいくらねじ伏せても、何の解決にもならず、そこからは何も生まれてはきません。
ただ哀しみと憎しみだけが増幅していき、報復という連鎖を生み出すだけなのです。
終わることのない残酷で、悲惨な争いだけが愚かにも延々と続いていくだけです。
「過ちは繰り返しません」と誓ったにも関わらず、「不戦の誓い」を述べずに、戦争への道を歩み出そうとしていることに大きな危惧と怒りを感じているのは私だけではありません。
私たち一人ひとりがまずは正しく過去を認識して伝えること、そして将来のために今、何をしなければならないのかをしっかりと考えなければならないと思います。
「叱られるとやる気を失う」部下は57%モチベーションをアップさせる指導法は
「パワー・ハラスメントセミナー」で、よく寄せられる質問があります。「部下をどのように叱ったらパワハラにならないですか」「どこまでが指導で、どこからがパワハラになりますか」と。
部下の指導においては時には「叱る」ことも必要かもしれません。でも人は、叱られてばかりいると自己肯定感がどんどん下がっていき、そしてモチベーションも下がっていきます。当然の事ながらそれでは、良い仕事もできないでしょう。
私は「部下をもっと褒めてみませんか」と話して「心理的ストローク」などについてもお伝えしています。
先日、日本生産性本部から発表された「コミュニケーション」に関する調査結果はなかなか興味深いものでした。
「叱ることが部下の育成につながる」と思う課長は、89%
一方、57%の部下は「叱られるとやる気を失う」と感じています。
褒めることについても、上司の80%は「褒めている」と答えているのに対して、部下の半数は「褒められてはいない」と感じています。
自分では褒めているつもりでも、部下には真意がうまく伝わっていない現状が見えてきます。
アトリエエムのセミナーでは、部下の育成・指導についても具体的にお伝えしています。
お気軽にお問い合わせください。団体研修のページはこちら>>>
日本生産性本部の「職場のコミュニケーションに関する意識調査」はこちら>>>
東京で「ハラスメント相談員セミナー」開催お申込みはお早目に!
アトリエエムからのお知らせ 「AMニュース vol.12」を発行しました。
今回は「パワハラ防止に関する厚労省の状況」について、ポイントを4つにしぼってアトリエエムとしてまとめています。
まだお手元に届いていない方は、ご連絡ください。
また、9月6日(金)に関東で初めて「三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.8」を東京で開催いたします。
企業、行政機関、大学、病院、産業カウンセラー、社会保険労務士の方などが全国各地から参加されます。
お早目にお申込みください。
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昨年度、労働局に寄せられた「いじめ・嫌がらせ」の相談は5万件と過去最多となりました。
相談員やCSR担当者にはより多様な対応が求められるようになってきています。
相談対応や行為者へのヒアリング、ハラスメント防止対策についてロールプレイも取り入れて、詳しくお伝えします。
裁判例、精神障害の労災認定、実態調査、予防・解決に向けた提言、海外の法整備などの最新情報も併せて解説します。
*サブテキストには好評発売中の「ハラスメント相談員の心得」を使用します。
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「三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.8」 [東京]
●日時:2013年9月6日(金) 13:00~17:00
●会場:アーバンネット神田カンファレンス 東京都千代田区内神田3-6-2
(JR神田駅 西口徒歩1分)
●講師:三木 啓子 (アトリエエム(株)代表、 産業カウンセラー)
●参加対象:ハラスメント相談員、CSR担当者、人事・総務担当者、人権担当者等
●参加費:12,000円(資料代、税込)
●定員:30人(先着順)
●主催:アトリエエム株式会社
詳細、お申込みはこちら>>>
「心の病」 労災 過去最多の475人ハラスメント対策が重要
「心の病」で労災だと認定を受けた人が、475人と過去最多となりました。
そのうち
「嫌がらせ、いじめ、暴行を受けた」は前年度から15人増の55人、
「上司とのトラブルがあった」は19人増の35人、
「セクシュアルハラスメントを受けた」は18人増の24人、
となりハラスメントの影響が顕著になっています。
6月21日に厚生労働省が発表した2012年度の「精神障害の労災補償状況」によるものです。
労災の申請件数と認定件数が増加傾向にあることは大きな問題ですが、他にもぜひ注目してほしいことがあります。
申請と認定の件数のギャップです。
申請件数が1,257件、決定件数(労災に該当するかどうかを決定した件数)が1,217件、その内労災と認定されたのが475件。毎年増加しているとはいえ、まだ39%にすぎないのです。
ハラスメントに関しては
「いじめ、嫌がらせ、暴行」 55%、
「上司とのトラブル」 16%、
「セクシュアルハラスメントを受けた」 53%
となっています。
労災を申請するというのは、ハラスメントを受けたというだけではなく、そのためにうつ病などの精神疾患に罹患し、医療機関で診察を受けている、ということなのです。
働き続けることができず、やむなく退職している人も大勢います。
業務上の労災ではないということは、うつ病等を発症したのはプライベートな問題による、ということになりますが、決してそういう場合だけではありません。
そこには、職場環境や人間関係の悪化やハラスメントが隠れてはいないでしょうか。
今、どの企業でも「メンタルヘルス対策」が大きな課題となっています。
しかしまずは、その原因となるハラスメントを職場から取り除いていくことが重要だと思うのです。
そのためにもアトリエエムのセミナー(研修)をぜひご活用ください。
部下の能力を引き出す指導方法やコミュニケーション、メンタルヘルスなどについても丁寧にお伝えします。
ロールプレイやグループワークを取り入れたプログラムは「実践的でわかりやすい」と評価をいただいています。
セミナー(研修)の詳細はこちら>>>
2012年度「脳・心臓疾患と精神障害の労災補償状況」はこちら>>>
「次回の相談員セミナーに、他のメンバーもぜひ参加させたい」
6時間にわたって開催されたセミナー。
一言も聴き漏らすまいと聴き入る人、一生懸命メモを取る人、熱心に質問をする人。。。
6月13日(木)に開催した「三木啓子のハラスメント相談員セミナー vol.7」には企業、大学、行政機関、医療機関の方たちが各地から参加、とても充実したセミナーとなりました。
ハンドブック「ハラスメント相談員の心得」をサブテキストとして、メディア業界やスポーツの現場での最近のハラスメント問題にも触れながら、相談の受け方、行為者へのヒアリング、防止体制に加えて、国の動向などについて丁寧にお伝えしました。
参加者の方からは
「セミナーの時間が短く感じられました。ハラスメント相談員としての知識は、一企業一名だけでなく、複数で共通認識とすることが重要だと痛感しました。他のメンバーも次回のセミナーにぜひ参加させたいと思います」
「ポケット冊子はすでに社内で活用していましたが、セミナーに参加してより明確にハラスメントについて考えることができました。遠くから参加して良かったです」
「具体的な内容でとても参考になりました。トップの意識が重要だとのこと、その通りだと思います。管理職だけでなく役員向けにも研修が必要だと感じました」
などのご感想が寄せられました。
相談員や人事担当者が3人ずつ、毎回セミナーに参加される企業もあります。
継続してハラスメント防止に取り組むことが、働きやすい職場環境をつくっていきます。
アトリエエムは、今後も「ハラスメン相談員セミナー」を定期的に開催していきますので、ぜひご活用ください。
次回は、9月6日(金)に東京で開催します。
詳細はこちら>>>>
朝の情報番組 「とくダネ!」 でセクハラについての三木のコメントが放送
セクシュアルハラスメントの報道が後を絶ちません。
仕事の打ち合せや反省会と称してしつこく誘い、相手から断られると無視をするというのは、対価型セクシュアルハラスメントであり、パワー・ハラスメントでもあると言えます。
日本テレビ「NEWS ZERO」の山岸舞彩キャスターに対するセクハラについて、フジテレビの朝の情報番組「とくダネ!」でコメントを求められ、6月3日(月)の夕方に電話取材を受けました。
三木のコメントの一部が6月4日(火)の番組でテロップと共に放送されました。
放送されたコメントは
「そもそも職場以外のところで2人の反省会の必要性があるのかどうかです。
今までは、そういうことは大丈夫だと思っている人たちは他にもたくさんいるのかもしれませんけれども、もうそんな時代ではないということが言えると思います」
というごくごく短い言葉ではありましたが、企業にとって今後のセクハラ防止の取り組みに非常に重要なポイントだと思います。
最近増えてきているのが「職場での力関係を背景にした職場外でのセクハラ」です。仕事に関係のないメールを繰り返し送る、食事にしつこく誘う、コミュニケーションと称して体にさわるなどです。職場外でのセクハラに対しても、企業の「使用者責任」が問われる判決が多く出ています。
6月は男女雇用機会均等月間です。
「これ位は大丈夫だろう」と思っている言動を見直すためにも、各職場で研修をしっかりと行うことが必要だと思います。
アトリエエムの研修はこちら>>>
パワハラの労働相談 51,670件で過去最多相談員・人事担当者の対応が重要
「パワハラの相談が5万件を超えて過去最多」と5月31日に厚生労働省から発表されました。
2012年度に全国の労働局の「個別労働紛争解決制度」に寄せられた「いじめ・嫌がらせ」に関する相談は51,670件となりました。
2011年度が45,939件、2010年度が39,405件でしたから、毎年10%以上増え続けています。
労働局に寄せられた相談は、職場内では解決できずにやむなく被害者が相談に訪れたものがほとんどです。他の相談機関を利用したり、誰にも相談できない人もいるのが現状ですから、この数字は氷山の一角でしかありません。
では、労働局に相談して解決につながったのか、ということが大切なポイントだと思います。
労働局には「相談」以外に「助言・指導」と「あっせん」制度があります。
パワハラは助言・指導が1,735件、あっせんは1,297件で、どちらも前年比15%以上の増加となっていますが、この制度は強制力がないためか、それほど広くは活用されていないのではないかと思います。
労働局は相談を受けるだけではなく、解決に向けて企業に対してもっと具体的な指導を行ってほしいと思いますし、そのことをもっとアピールしていくことも大事ではないかと思います。
5月30日には、労働局雇用均等室がセクシュアルハラスメント等に関する2012年度の相談状況を発表しました。
全体の相談件数が前年度よりも減少していますが、セクシュアルハラスメントに関しては、相変わらず1万件近い相談が寄せられました。
パワハラやセクハラなどのハラスメントは、被害者が外部の機関に相談に行く前に職場内で解決できるのが一番良いのは言うまでもありません。そして、何よりもハラスメントが起こらない職場環境を整備することが、企業にとってはとても重要です。
6月13日(木)の「三木啓子のハラスメント相談員セミナー vol.7」では、国の動向に加えて適切な対応と防止対策について具体的にお伝えします。ぜひご参加ください。
「ハラスメント相談員セミナーvol.7」の詳細はこちら>>>
労働局に寄せられた相談状況はこちら>>>
雇用均等室に寄せられた相談状況はこちら>>>