セミナーを通してハラスメント防止の大切さを知る

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私は日頃「ハラスメントセミナー(研修)」で全国の企業、行政機関、大学等にお伺いしています。
今年の1月、2月は例年よりも多くセミナーを行いました。この仕事を長く行っていますが、この時期に集中するのはまれなことです。
東京、名古屋、長野、福井、岡山など遠方からのご依頼もたくさんいただきました。

セミナー(研修)の担当者や参加者からは「今までに何回もセクハラやパワハラの研修を受けてきましたが、とてもわかりやすくて一番よかった」と言っていただき、ご要望にお応えすることができ嬉しく思います。
それは、私がハラスメントの定義や判例解説の講義をするだけではなく、ロールプレイやグループディスカッションを通して、参加者自身にしっかりと考えていただくようなプログラムを作っている結果だと思います。
例えば「ロールプレイなんて照れくさい」と思っていた方も「役割を変えて実際にしてみることで、より理解が深まった」「職場の問題点がよくわかった」「2時間の研修時間が短く感じた」などの感想を寄せてくださいます。
貴重な時間と費用をかけてセミナー(研修)を行うのですから、ぜひ実り多いものにしていただきたいと思います。
新年度を迎えるにあたって、ハラスメント防止に向けての取り組みをしっかりとしていくことが大事だと思います。
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充実した2日間 相談員育成セミナーvol.2「行為者へのヒアリングと研修も重要」

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2月6日(木)、7日(金)に大阪で開催した「三木啓子のハラスメント相談員育成セミナー vol.2」。
今回も東京や名古屋、滋賀など各地から担当者が参加、講義やロールプレイに熱心に取り組んでくださり、とても充実した2日間のセミナーとなりました。
「職場のハラスメント 相談対応術」と「ハラスメント 相談員の心得」をサブテキストとして、相談対応に加えて、行為者へのヒアリング、行為者に対する研修、防止体制などについて、皆さんからの質問にも随時お応えしながら、具体的にお伝えしました。

2回、3回と繰り返しセミナーに参加される方もいて、毎回新しい気づきがあり、より深く学べます、と言ってくださるのも嬉しいことです。
さらに今回は「ハラスメント規制の国際的動向」についての大和田敢太滋賀大学教授の講義もあり、特に先進的なヨーロッパの取り組みを学ぶ機会にもなりました。
また、参加者同士がお互いに悩みを語り合ったり情報を交換なども行い、とてもいい出会いとネットワークを築く場ともなったようで、私もとても嬉しく思いました。
次回の「ハラスメント相談員セミナー」は
6月13日(金)に 大阪で
9月12日(金)に 東京で
開催予定です。

詳細は追ってお知らせいたします。ぜひご参加ください。
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参加者の感想を一部ご紹介します。
●ロールプレイを通して、相談員としての役割を適切に果たすことがいかに難しく、スキルの必要なことであるかを実感しました。「相談員としての目」をしっかり持って、対処できるように努めていきたいと思います。
●相談対応の研修は何回か参加したことがありますが、行為者へのヒアリング、その後の判断、対応、研修については初めてで、とても勉強になりました。とても重要な事だと思います。
●初めてセミナーに参加しました。少し不安でしたが来て良かったです。今後もどんどん参加して勉強していこうと思いました。他の参加者と情報交換ができる最高の場でもあるのですね。
●海外の取り組み等も学ぶことができ、とても参考になりました。職場でのルール作りなど、取り組んでいくべき課題が見えてきました。
●コーヒーブレイクや交流会など、セミナーの運営においても、学ぶところが沢山ありました。
●とても内容が濃く、充実した2日間でした。テキストを読み返しながら、これからの業務の中でじっくりと自分のものとして吸収していきたいと思います。
●大阪、東京だけでなく、名古屋など他の地域でもぜひ開催して欲しいと思います。
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ハラスメント相談員の疑問にお応えします!2月6日(木)、7日(金)育成セミナー開催

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私のもとには、企業の人事担当者やハラスメント相談員の方から、こんな相談が多く寄せられます。
「相談者(被害者)と行為者(加害者)の主張が違う場合、どのように対応したらよいのかがわからない」
「ハラスメントのガイドライン(防止指針)に盛り込むべき具体的な項目を知りたい」
「メンタルヘルスの不調で休職している人への対応で、気をつけることは」 などです。
2月6日(木)、7日(金)の「ハラスメント相談員育成セミナーvol.2」では、講義、ロールプレイ、ケーススタディ、判例解説などを通して、じっくりと丁寧にお伝えします。
定員までまだ若干余裕があります。
お早目にお申込みください!

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「三木啓子のハラスメント相談員育成セミナー vol.2」
●日時: 2014年2月6日(木)、7日(金) 11:00~17:00
●会場: 大阪産業創造館 6階 会議室D(大阪市中央区本町1-4-5)
●講師: 三木 啓子(アトリエエム株式会社代表 産業カウンセラー)
●参加対象: ハラスメント相談員、CSR担当者、人事・総務担当、人権担当者等
●参加費: 30,000円(資料代、税込)*1日のみの参加は15,000円
●定員: 20人(先着順)
●主催: アトリエエム株式会社

<主なプログラム>
■1日目: 被害者からの相談対応とメンタルヘルスについて
■2日目: 行為者への対応、ケーススタディ、事例・判例、防止対策について
*特別講義(60分) 「ハラスメント規制の国際的動向」 大和田 敢太氏(滋賀大学教授)

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「ハラスメント相談員育成セミナー」の詳細ははこちら>>>

謹 賀 新 年

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皆さま明けましておめでとうございます。
旧年中は色々とお世話になりまして、本当にありがとうございました。
三木啓子とアトリエエムは、今年もハラスメントのない豊かな職場環境をめざします。
あらゆる状況に対応するクオリティの高い「セミナープログラム」を提供していきます。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
本年も何卒よろしくお願い申しあげます。
昨年も仕事の合間をぬって、3D映画から活動弁士による解説付きの無声映画まで、新旧25本の映画を観ました。
特に印象に残ったのが次の5本です。

★「かぞくのくに」 監督:ヤン・ヨンヒ/日本/2012年
★「別離」 監督:アスガー・ファルハディ/イラン/2011年
★「舟を編む」 監督:石井 裕也/日本/2013年 
★「もうひとりの息子」 監督:ロレーヌ・レヴィ/フランス/2012年
★「わたしはロランス」 監督:グザヴィエ・ドラン/カナダ・フランス/2012年
セミナー(研修)のお問い合わせはこちら>>>

「職場のハラスメント 相談対応術」 全国に発信中!「相談員育成セミナー」 も間もなく開催!

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「職場のハラスメント 相談対応術」がとても好評です!
企業や行政機関の担当者だけでなく、労働組合、NPO、大学、カウンセラー、社会保険労務士、弁護士、図書館、男女共同参画センターなど、本当にさまざまな方にご購入いただいています。
時事通信社から記事が配信されて、デーリー東北や茨城新聞など各地の新聞でも掲載、全国から問い合わせが相次いでいます。

「とてもわかりやすい」「判例の解説を読んで、ハラスメントの本質がわかった」「相談員の研修で役立てたい」などのご感想が寄せられていいます。
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店の5F、ジュンク堂書店三宮店の4Fで「ハラスメント 相談員の心得」と共にドーンと面出しして販売しています。
ぜひ併せてご活用ください!
また年明けの2月6日(木)、7日(金)には「ハラスメント相談員育成セミナーvol.2」を開催します。
最近の判例や相談の受け方に加えて、行為者へのヒアリングなどについてもロールプレイを交えて丁寧にお伝えします。

今回は新しい試みとして、三木啓子のセミナーに加えて、2日目に特別ゲストとして労働法の専門家である大和田敢太さん(滋賀大学教授)を迎えることになりました。
大和田教授は、9月までフランスのボルドー大学でハラスメントの調査・研究をされていました。ヨーロッパの法制度や企業の取り組みについての最新情報を語っていただく予定です。
より充実した相談員育成セミナーにしたいと思います。

ご期待ください!
「職場のハラスメント 相談対応術」の詳細はこちら>>>
「ハラスメント相談員育成セミナーvol.2」の詳細はこちら>>>
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<時事通信の記事>
実践的な内容が盛りだくさん
三木啓子著 「職場のハラスメント 相談対応術」

セクハラやパワハラなどのハラスメント防止研修を行っている産業カウンセラーによる計64ページのブックレット。職場でのハラスメントの相談に応じる担当者向けの分かりやすい内容だが、被害に悩んでいる人にとっても参考になる。
「相談員は中立ではなく、相談者にとって一番のよき理解者」とする一方で、相談者と同じ気持ちになること(同調)を戒め、相談員自身のストレス対策の重要性も訴えるなど、豊富な現場経験に裏打ちされた実践的な内容が盛りだくさん。特に民事裁判の判例紹介は、ハラスメント問題の難しさを実感させられる。
(アトリエエム・630円)
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兵庫県議が女性県議にセクハラ所属党は真摯な対応を!

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兵庫県の桐月一邦県会議員が、酒席での女性県議へのセクハラに対して、所属党から厳重注意を受けた、と報道されました。
「女性は金で買うもの」などと語り「1万円でどうや」と同席していた女性県議に抱きついたというもの。
なんという女性蔑視で、女性の人権を侵害するひどい言動なのかと、怒りを禁じ得ません。
しかも、もっと驚くのがその後の本人と所属党の対応です。
「泥酔していて記憶がない」と語る桐月議員。
「酒の席のことでもあるから」と退団届の受理を保留し、注意にとどめた所属党。

セクシュアルハラスメントに対する「組織の責任」をどう考えているのでしょうか。
男女雇用機会均等法では、セクハラの防止に努めることは「事業主の責任」とされています。
職場以外の宴会の場で従業員が起こしたセクハラに対しても、事業主に責任がある、という判決が出ています。

党と所属議員は直接の雇用関係はありませんが、所属議員の言動に対して責任をもたなければならないと考えます。
今回の件についてどのように対応するべきか、そして再発防止に向けてどのような取り組みを具体的に行っていくのかを、真摯に検討しそれを県民に公表することが必要でしょう。

「もういいかい~ハンセン病と三つの法律~」12月14日(土)から 関西で初の劇場上映

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今話題のドキュメンタリー映画 「もういいかい~ハンセン病と三つの法律~」 をもうご覧になりましたか。
昨年春の完成後、全国40か所以上で上映されていますが、いつも大きな反響が寄せられています。
三木啓子のブログでも、2012年3月3日(土)に感想を書いています。

各地で上映会が次々と取り組まれていますが、関西では初めて神戸の映画館で12月14日(土)から上映されることになりました。
12月11日(水)の神戸新聞と朝日新聞(いずれも兵庫県版)でも大きく紹介されています。
ぜひこの機会にご覧ください。
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<劇場上映>
「もういいかい~ハンセン病と三つの法律~」

■日時: 2013年 12月14日(土)~12月20日(金) 10:00~(モーニング上映)
■劇場: 元町映画館 (元町商店街4丁目)
 兵庫県神戸市中央区元町通り4丁目1-12
■TEL: 078-366-2636

「特別割引券」付チラシはこちら「131214motomachieigakanchirash21.pdf」をダウンロード

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三木啓子のブログ(2012年3月3日)はこちら>>>
詳細は「もういいかいのブログ」をご覧ください>>>

「キルギスの誘拐結婚」 林典子写真展

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誇らしげにポーズをとっている新郎。
その横で、まるで能面のように全く表情のない新婦。

先日、ほんの少しの空き時間に大阪ニコンサロンを訪れた私は、その写真に映った女性たちの姿に大きな衝撃を受けました。
林典子写真展 「キルギスの誘拐結婚」です。(カラー、30点)
中央アジアのキルギスでは、4割の女性が男性に誘拐されて、結婚させられているという。
しかも、一度男性の家に入った女性は、純潔ではないとみなされて、実家に戻ることもできず結婚を受け入れざるを得ず、その後自殺する女性も多いと。

多くの女性の人権が踏みにじられているこの慣習に大きな怒りを覚えます。
同時に、何か月にもわたって、村々を回って女性たちと話をして撮影をして、現状を知らせてくれた林典子さんに、心から敬意を表します。

社会の矛盾や理不尽さを知ったからといって、すぐに行動に移せないかもしれません。
でもまずは、事実を知ることが大事だと思うし、知らなければ変えることもできないと思うのです。

その日、私たちから「知る権利」を奪ってしまう「特定秘密保護法案」が衆議院で強行採決されました。

色々な職場で、ハラスメントセミナー(研修)をしています

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先週も色々な職場で、ハラスメント防止セミナー(研修)をしました。
◆11月16日(土)
大阪府内の訪問看護ステーションの管理者の方たちに、90分間のパワハラ、セクハラセミナー。
看護師さん達は、訪問先の利用者(患者)さんからセクハラを受けることもあります。
その時の対応や、管理者の役割、組織としての体制などについてロールプレイを交えて、お話しました。

◆11月18日(月)、19日(火)
大阪府内の企業で、全社員に対して1回に50人ずつ、1日に2回、合計4回のセクハラセミナー。
毎回セミナーの冒頭には、担当者から事前に実施した職場内のセクハラに関するアンケート(実態調査)の結果が報告されました。
さらに人事担当役員から「当社からセクハラを根絶するために研修を実施します」との挨拶があり、その後三木から事例・裁判例の解説なども含めて60分間のセミナーを行いました。

◆11月20日(水)
大阪府内の市役所の管理職50人に、120分間のハラスメントセミナー。
この市役所では、3年前に「パワハラ防止のガイドライン」を制定、その後、毎年継続して研修を行っています。

◆11月22日(金)
名古屋市の企業で、各支店のハラスメント相談員15人に、10時~17時のセミナー。
相談の受け方、行為者へのヒアリングなどロールプレイを交えて、かつ、随時、様々な質問にもお答えしながら行いました。

◆今週は、茨城県鹿嶋市の工場の人権担当者に、午前、午後2回、各120分間のセミナーを行う予定です。
みんなが安心して働ける職場環境になるために、これからもハラスメントセミナーをしっかりとしていきたい、と改めて思った「勤労感謝の日」でした。
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11月は「女性に対する暴力をなくす月間」です

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セクハラのパンフレット「事業主の皆さん セクシュアルハラスメント対策はあなたの義務です!!」が厚生労働省から2013年8月に発行されました。
先日パンフレットをダウンロードしようと厚生労働省のHPを見ると、なんと1年前の古いパンフレットのまま!!
すぐに厚生労働省の雇用均等政策課に電話をしましたが、それからさらに待つこと数日、ようやくアップされました。
もし問い合わせをしなかったら、ずっと古いままだったのでしょうか。

11月12日~25日は、セクハラ、DV、ストーカー等の「女性に対する暴力をなくす運動」期間です。

「セクハラ」という言葉が流行語大賞になったのは、1989年。
四半世紀たった現在でも働く女性の4人に1人が職場でセクハラを受けています。
昨年度労働局に寄せられたセクハラの相談は、約1万件。
一向になくならないセクハラに対して、厚生労働省も事業主ももっと真剣に取り組みをすすめなければならないと思います。

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厚生労働省のセクハラパンフレットはこちら>>>